土曜日に計画停電があるので前日に機器の電源を切って帰りました。月曜日になり機器の電源を入れたところ３番ハードディスクのランプが赤く点灯してエラーになりLANDISKにアクセスできなくなってしまいました。また運の悪いことにバックアップ用のハードディスクにに障害が発生してデータのリカバリがきかない状況となってしまいました。
メーカーに確認して障害の発生しているハードディスクを交換してリビルドすればうまく復旧できる可能性があるということでハードディスクを入れ換えてみましたが、うまくいきませんでした。
大学内で使用している機器なので持ち出すことができないのと早急に使用するデータがあるため出張でデータ復旧してくれる業者を探し、御社がデータ復旧実績も多かったため連絡させてもらいました。

お客様のところへ到着し、機器の置いてある部屋に案内していただき作業を開始しました。LANDISKには４台のハードディスクがありますが、１台ずつ取り出し専用機器にて障害状況を確認していきました。その結果、１番ハードディスクは障害はみられず、２番ハードディスクも障害がみられず、３番ハードディスクはシステムファイル破損があり正常に動作ができない障害あり、４番ハードディスクは不良セクタの発生がみとめられました。おそらく突発的にハードディスクに障害が発生してRAID崩壊を起こしてしまったとことにより今回の障害に至ったと思われます。

まずは４番ハードディスクからそのままデータ復旧作業をしてしまうと障害を悪化させてしまう恐れがあるため、専用機器で磁気情報を別のハードディスクに転写しながら通常の動作ではデータが読めない場合もハードディスクをコントロールすることで読めるようにして、なるべく多くの磁気情報を転写する作業を行いました（以後クローンディスクと呼びます）。
今回の機器は、RAID５で設定されていたので４台中１台が故障しても、他の３台からデータ復旧が可能です。実際には、１番２番ハードディスクとクローンディスクを組み合わせ記録されているRAID情報を解析し、そこからRAIDの再構成を行った結果、データの抽出に成功しました。お客様にもデータをご確認いただき、ほぼ元のデータがあることを確認いただきました。その後、先行して必要なデータをご納品し、翌日の朝一番にはすべてのデータをご納品出来ました。お客様からも持ち出せない機器がある時に出張でデータ復旧してくれる弊社のサービスはとても有難く思います、とのお言葉をいただくことができました。
ウィンゲットでは、豊富なRAID、サーバ機器のデータ復旧経験とお客様の持ち出せない！すぐにでもデータが必要！とのご要望に出張での特急データ復旧でお応え致します！！